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「576」思い出や幻想

個人的な用件で、一時的にインスタをやっている。しかし、1週間足らずでやめた。

またやり始めた理由は置いといて、やっぱり、何度も何度も書いてクドいのは承知の上だけど、やるもんじゃないなあと。 改めてそう思った理由は、やっていると気付かない内に過去の思い出や幻想に浸ってしまうからだ。

運営側からのおすすめユーザーとかが出てきて、ぱっと見てみると、懐かしい人が何人かピックアップされている。今何してるんだろうと思ってちょっと覗いてみる。長くSNSから離れていると、あの感覚って、人の日常を盗み見てるような感じがする。そして昔の投稿に遡って行くと、あんなこともあったなーとか、昔の思い出に浸ってしまい、ついつい長い時間スマホに没入してしまう。

それとか、写真映えがいい風景写真とか動物写真やそれらの動画だとかがあって、それがまた興味をそそるのが上手くて、ついその幻想的な世界に見入ってしまい、結局スマホに没入してしまう。

思い出や幻想が悪いとは思わないけど、それに浸るばかりでは良くない。

やっぱりいつも自分の立ち位置は、今此処、であるべきだと思う。昔やった失敗や成功、昔味わった楽しみや悲しみや怒りや喜びにずっと浸っていてもしょうがない。過去でも未来でもなく、やっぱり今此処に生きている事に一生懸命にならないと。

過去に生きている知り合いを知っているが、やっぱり一緒にいても話していても全く楽しくない。ぼくらの肉体は細胞単位で言えば常に流れ、入れ替わっているから少し前の自分とは実は全く違う別物の、新しい体に変化し続けているのに、脳だけがずっと更新されないまま、昔に思いを馳せて生きている感じだ。

久しぶりにSNSを触ってみて、最初は友達の家で卒業アルバムをみる感覚で懐かしさがあって、その次はあの人は今っていう番組を観てる感覚になり、やがて、あれ?これ他人のことばっか追いかけて自分のこと全く見てなないよな?って気づかされる。

幻想ばかりに引きつけられるのも良くない。現実の世界の目の前で起きている事に目を向けないと。今此処で起きているリアルに一生懸命になろうと改心した。

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