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「58」

自分なりの1日の終わり方があって、それは自分にしかないものだなと思う。

ウチは線路沿いに家があるから、毎日毎日電車が家の目の前を通る。大体30分あれば3〜4本は通る。朝も夜も変わらず、いつも同じ時間に通る。ウチにくる人は皆口を揃えて「電車の音がうるさくて気になる」と言うが、ぼくは小さい時からずっとその音を聞いてるから全く気にならない。慣れたとかいう以上に、超越しているような感覚だ。電車の雑音とともに居過ぎたたせいか。

確かにこれからの時期なんかは、夜も窓を開けたままにしているから、部屋で映画をみたりする時は確かにうるさくて気になる。大体いいところで電車が通ってセリフが聞こえなかったりするからその度に巻き戻しをしないといけないが、それが厄介なくらいで、普段は全く気にならない。

ここ最近気づいたことだけど、当然のように電車は終電の時間と始発の時間がある。終電の電車が通り過ぎる午前0時10分が、最近のぼくの1日の終わりだ。この電車が過ぎると周辺は一気に穏やかになり、静かになるからそこからやっと眠りるまでの準備ができる。

今日も1日が終わったなーと感じることは意外に嫌いじゃないことにも気づいた。どんな1日だったか振り返ったり、明日は何をするんだっけ?と予定を確認したりして、明日への気持ちを準備したりするのが日課になってきた。それに終電以降は穏やかで、何にも邪魔されることないから本を読んだりと、自分だけの時間へ突入したりもする。なかなか楽しい時間だ。

最終電車の午前0時10分が、ぼくにとっての1日の終わりの合図だ。

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