一つの映画を、映画館に二回観に行ったのは今までの人生で初めてだ。 自分でも不思議な感じで、どんな話になるのかも分かってて見るのはまた違った感覚だ。
その映画は、Netflixの映画のローマなんだけど、一回目に観たときのあの感覚がこの2〜3週間くらいずっと頭のどこかに残っていて、そのうちもう一回観てみるかーと思ってて、大概の映画は後からネトフリやアマゾンプライムで観るか、もしくは二回目は観ないかになる。
だけど今回の映画は、たまたま映画の上映スケジュールを調べたら、ちょうど4/4の今日までだったということで、劇場で観れるのは最後なのか!ならば絶対観ておかないといけない!そういう衝動に駆られたのだ。
きっとNetflixが初めて映画館で上映されるということもあって観ておかないと勿体ないという気持ちもあったと思うけど、もう一つ何か引き寄せられるものがある。
ちょうど今、平成が最後だとか新元号だとか、世間はそういうのでざわついてるけど正直どうでもよくって、ぼく的にはNetflixの映画がアカデミー賞を取って、映画館で上映されるまでになったというこの新時代の幕開けの方が刺激的だった。
それは何よりも、嘘つかないものづくりが、世の中を変え、時代を変えてしまうということをまざまざと見せつけられ、それはぼく個人としても、嘘つかないものづくりというものに対して今まさに向き合っている時だからこそ、そういうのが証明されたことも嬉しかったんだと思う。
二回観に行った理由は、そういう静かな熱狂を、この映画に感じたからだと思う。
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