ぼくが暮らす地域には、ブラジルの人の家族が何世帯か住んでるマンションがあって、昔サッカーのワールドカップでブラジルが優勝した時は、ものすごい盛り上がっていた。当時の近所の人からしたら、なかなかのクレームものだったと思う。ぼくも確かまだ学生で、世界が狭かったから、なんとなく怖いと思っていた。
最近も相変わらず住んでいるけど、でも全然怖いとかそんな事なくて、かなり日本に順応しているなぁって思う。
他にも、最近家の近所に外国の人が家を建てて住み始めている。詳しくは知らないけど東南アジア系の人で、ご夫婦と子供3人の5人世帯で暮らしている。ここの亭主は、ものすごい穏やかな面持ちの人で、通りすがったりすると必ず笑顔で会釈してくれたり、こんにちはと、しっかりと挨拶してくれる。気持ちがいい人だ。
逆に考えてみると、日本人の方が、挨拶もしなければ、会釈すらしないし、もっと言えば目を合わす事もない。それに変にご近所同士で歪みあったり、変に噂したり。それなのに、外国人がどうだのって騒ぎ立ててる人はどうかと思う。
最近の若者は!と大人がよく言うが、例えば電車内では年配の人の方がうるさくて、若者の方が静か。居酒屋では若者より大人の方が飲み癖が悪い。そんな現象にどこか似ている気もする。
海外からこうやって異国の地に来て生活し、地域に順応していくのは、よっぽど努力がいることだろうし、苦労もあるだろう。それを知りもせずワーワー言うのはよろしくない。
素直にダメな事は認め、素晴らしいを賞賛できる大人でいたいな。
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