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「184」あと一歩

ようやく、本当にようやく、企画している製品があと一歩のところまできた。あとは細かい微調整を手抜かりなくやれば、やっと、スタートラインが見えてくる。

半年前とか、1、2年前の最初に思い描いていたモノとはまるで違うところに来た気がする。紆余曲折あり、いろんな怒りやフラストレーションがそこにあったり、ほんのたまに、喜ばしい出来事もあって、自分でも予想だにしなかったモノがようやくできあがろうとしている。

これがプロダクト的なのか、もしくはアート的としてなのか、立ち位置としてはもうどっちでも良くて、丹精込めた、自分なりの「美」がもうじきそこに存在すると考えると、自分で言うのも何だが、鳥肌ものだ。

この製品は、ぼくの現時点の人生のなかで、一番、自分自身の内面と向き合って来た製品であるから、人生のいろんな場面においての指針となってくれると思う。何かに迷い、何かに打ちひしがれそうな時、または何かが上手く行って調子に乗ったりした時、初心を振り返り、必ずこの製品の作成プロセスを思い出すだろうと思う。そんな製品、作品が、もう目前だ。

ここまで来たら、最後の一歩まで一切手抜かりなくやってやろう。 ただ最後の、ミリ単位の調整が、文字どおり本当に難しい。 その難しさからくる苦労や苦悩も、あとから必ず自分の為になっていると思う。

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