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「117」真実を知りたがる

最近思ったことは、根本的に人間は「真実を知りたがる」ということだ。いろんな場面でそう思えるんだけど、、、推理小説や映画、マジシャンによるマジックの種、友達と喧嘩した時の根本的な理由や恋人と別れた理由など、他にもいろんな場合があると思うけど、明白でないと、なんで?どうして?と思ったりすると思うのだ。それはいわゆる「真実を知りたがっている」ということだと思う。

それはつまり「本当なのか、そうじゃないのか」を教えて欲しいというものなんだろう。

じゃあその考えをこれからのぼくに置き換えていくと、自分が何か物を作って販売していったり発信したりする時に、「そこに決して嘘があってはならない」ということになる。嘘がある時点で、人には見切られてしまう、その物自体に面白みや深みが増さない。ということは、今進めている事業の始まりは「嘘がなく、本当の物を作りたい」というのが根本的な理由だったから、今になって改めて「人間は真実を知りたがる」と、ぼくが感じているということは、当時のぼくの考え方は間違っていなかったんだなと認識できる。

でももう少し掘り探ってみると、「嘘の物と本当の物って一体なんなのか」というところに考えが行く。

今のぼくが思うのは、いろんな物を見て、審美眼を持って選定していって、どちらかを見抜いていくしかないと思っている。そこにはぼくが思う嘘もあれば、他人が思う嘘も存在する。だけど実は”本物は全ての人に共通”していると思う。本物は本当の物だから決してその立ち位置は変わらない。その”本物”が何かさえ分かるようになれば、嘘を見抜くことができるのだと、今の足りない頭で考えている。

だからきっと、映画に音楽、芸術や本、世の中のいろんなプロダクトや物、人や現象など、いわゆる森羅万象を自分自身で見て聞いて感じて吸収して行くことが、重要であり、必要なことだと思っている。そうして少しずつ審美眼が鍛えていけるんだろう。

こうして文章を書きながら、同時に掘って考えることも出来る日記は、結構いいツールだ。

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