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「94」

アバウトタイムという映画を観た。主人公の青年ティムが生まれた家は、先祖代々男の人だけが”過去に戻れる”という不思議な力を持っている。という話しだ。ぼくたち人間のほとんどが「あの時、こうしておけば良かった」と過去に関しては思っているはずだけど、そんな普遍的なテーマを描いた映画だった。

まず、この映画で良かったのが、主人公ティムのモテないっぷりが非常に良かったのだ。女の子と話すことも苦手、話したと思ったら的外れな事ばかり言う。これって少年時代に結構多くの男子達が経験したんじゃないだろうか。なんであんな事言ってしまったんだろうとか、その悔やんでも悔やみきれない感じが青春らしい。

また、ティムが20歳になるまで、父は不思議な力の存在を教えなかったところもまた良い筋書きだ。ある程度青春時代を過ごしたあと、成人してから事実を伝えられた。だからこそ、戻って良い過去もあるし、戻らない方がいい過去もあるだろう。というのも、周りに起こる不幸も、ティムは必死に止めようとするが、そうするとまた別の場所で何かが起こってしまう。不幸も時にはそれはそれで必要だったり、全てがうまくはいかないということも人生というものなんだろう。過去を受け入れる事で、未来はやってくるし、今がある。という普遍的なテーマだったのだと思う。

この手の時空を超えて過去に戻るという作品は、今まで映画で何度も何度も繰り返されてきているだろうけど、今回はなかなか良かった。実際に、過去に戻る事なんて出来ないが、過去に起こった事を踏まえて、今できる事をやるという、人間が成長してきた大きな部分を考えさせられる。

これは家で見るのにちょうど良い、そんな映画だった。

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