前に、インド人が経営するカレー屋さんに言った。結構人気があってすごい混み合っていて、異国の地で頑張っててすごいなぁと思ったのだ。全く知らない土地で、人種も違う人たちを相手に商売をするなんてどれだけ大変だろうか。それに、接客も日本的というか、働いてる人たちも皆真面目で、一生懸命仕事していた。見習わないといけないなと思わされ、とてもいいお手本だった。
そんな中で一つ思ったことがある。日本人のお客さんが偉そうにしていたのだ。店員さんに対して、なんかちょっと上からな感じがした。気になったのが外人へタメ口な、あの感じ。もしかしたら自分もそうかもしれないが、外人へのタメ口は許される”風潮”というか、そんなものを感じたのだ。
確かに海外では日本ほど敬語に重きを置いていたりしなさそうに感じる。(もちろん海外でも敬語らしき表現や文法などはあると思うが。)日本では特に、取引先とのメールのやりとりや、盆正月のハガキだとか、暑中見舞いや寒中見舞いといった文化もあって、謙譲語というか、敬う言葉というか、そこに非常に重きを置いていると思っている。ぼくも仕事をしている上で、そうした部分はできるだけ気をつけている。
しかし相手がいざ外人になると、そのリミッターが突如解除され”タメ口になってもいい”みたいなところがある気がする。特に今回のカレー屋さんの人たちの頑張りを見ていて、本当に素晴らしいと思ったから、やはり国籍の隔たりなく敬語で接するべきだなと感じたのだ。
ぼくは基本的に偉そうにしている人が苦手だから余計なのかもしれないが、ぼく自身、そういったことはやらないでおこう。と、感じたのだった。
「人の振り見て我が振り直せ。」よくできた言葉だ。
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