”声色”って言われるものは存在するんだなと思わされたことがある。
友達と電話している時にどうやらぼくの声に元気がなかったらしく、なんか悶々としてるだろ?って唐突に聞かれた。正にその通りだったから、その時に声色って存在するんだなと思わさせられた。
声の色って一体何色あるんだろうかとも考えたが、色と言われるだけあって無数に存在するんだろう。そして元気がなかったぼくの声色は一体何色だったんだろうか。
ぼくは普段と何も変わらず喋っていたにも関わらず、友達にはハッキリとそれが伝わっていたことも不思議だ。日々の悶々が積み重なって自分でも気づかないウチにそうなっていた。さらにそれが電話で伝わったとなるともっと不思議に思う。
確かにここ数日間ずっと悶々としている。描いているものが滞ってしまっていて、次の一手がなかなか出ていない状態だから。抜け出したいけど抜け出せない感じ。答えはもう直ぐ目の前にあるはずなのに。
そんな時の声の色はきっと濃淡でいえば濃で、色でいえば重たい深い色だったんだろう。幸せな感じだったらきっと淡い色になっているかもしくは発色のいい色になっていたと考えられる。
しかし、声だけで”色”や”様子”が伝わる人間ってのはすごいな。面白いもんだ。
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