化学繊維や合成繊維的のよ製品よりも、綿やシルクに麻などの天然繊維の方がなんとなく好きになってきた。化学繊維や合成繊維はそれはそれで好きだから否定しているわけではないが、時代の流れかはたまたぼくの気分的になのか、もしくは年齢的になのか、よく分かってはいないが少しずつそんな気分になってきた気がする。
食や生活においても、自然からできたものがなんだか好きになってきた。
化学の進歩によってあらゆる製品がより”プロダクト”っぽくなってきているせいだろうか。iPhoneやmacしかり、電化製品もどんどん進化していて身の回りにはそんな便利な”プロダクト”がものすごい多くなってきている。
そうすると今度は自然的なものをどこか欲しているのだろうか。なんだか今そんな気分だ。 プロダクトは日々成長して便利になる一方だからぼくは決して嫌いなわけでもない。新しいものは好きだし、ここぞとばかりに使っている。反対にいわゆる手仕事だけが絶対という考え方でもない。 だけど自然なものを好きになっていくという感覚がしっかりあり、それはすなわち人間らしくあることを取り戻しているかのようにも思える。カフェで味わう木のぬくもりであったり、食べ物から感じる土臭さだったりみずみずしさとかも。たまにすごく感じる時がある。
ぼく自身の感覚でいうと、二つを天秤で測ったら化学が少し重い気がしている。化学と自然が素晴らしいバランスで共存し支え合っていればそんなこともないのだろうか。。
ものづくりする上で、どちらも”それなりの作り方や使い方”を本質的に見出して、天秤がちょうど良いバランスで保たれるようにしていかないといけないんだろう。
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