頭の中では作ろうとしているモノのイメージは結構リアルに仕上がっていて、設計や仕様なども8割9割は出来上がっているはずなんだけど、いざそれに挑んでみると、思ってたのと違ったりするなんてことがザラにある。頭の中のイメージ通りのモノがそのまま作り出せる人はすごいと思う。
だけどもっとオモシロくて崇高なのは、思ってたのとは形や風合いだって違ってるけど、思ってた”それ”以上のモノが出来上がってしまった時だと思う。 その”ハプニング”で生まれたモノほど興奮するし喜びは計り知れない。
そんなことが最近あって、一つの製品の未来が一気にパーっと開かれた気がした。 そいつのことを1年くらいずっと考えてて、その間何度も”予想以下のアクシデント”と”予想以上のハプニング”が訪れている。 どちらもことごとく計画やイメージを裏切るけれど、どちらも最終的に一つのモノを完成させるために通るべき道なんだろう。
最近訪れた”ハプニング”で未来がパーっと開かれたのちにまた、”アクシデント”が平然と訪れて道を閉ざし、遠回りを余儀なくされた。こんな繰り返しで、1年前に予想していたモノと全く異なる、予想以上のモノになってきている。オモシロイもんだ。
これがものづくりの本質なのかどうかはわからないけれど、何度アクシデントがあっても未来への希望をもたせてくれる数少ないハプニングがある限りやめられない気がする。こうしてまた少し停滞期に入る。いつ抜けられるかぼくには検討もできないけれど、考えて試してをとにかく繰り返すのみなんだろうな。
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