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「12」

引越しをするから手伝って欲しい。と、友達から連絡が入った。電話があったのは引越し当日の1週間前だった。いやいや急すぎるよと言ったものの予定も空いてたしすんなりいいよと言っておいた。どうせ一人暮らしだしそんなに荷物の量もないだろうと推測。

手伝うということだから、当日時間通りに行けばいいと思っていた。 いざ当日家まで行ったら、そこはまるでなんにも片付いていない状態だった。。。多少ダンボールに入れたりしてはあったものの、中身はグチャグチャで、整理もできていない状態。彼になんで片付いてないの?と聞くと「モノの量に絶望感を感じ、何から手をつけていいかわからなくなった。」とのこと。

ここまで要領が悪く、片付けできていないのにはびっくりした。なぜなら彼の職業は医者だ。職業で優劣つけるわけではないが、それなりに学歴も学力もあったら普通はできそうと思うのが当然。だけどこうした整理する能力は非常に劣っていた。天は二物を与えないとはこのことかと納得。

学歴も学力も低いぼくがなんやかんや片付けしながら荷物を乗せていく。 こういうときって大体荷物を積みながら、次はここにこれくらいの大きさのモノを入れれば要領よく積めるなと計算しながらやるんだけど、この能力(空間認識能力?)も彼はすごく劣っていた。大きさや形など関係なく適当に荷物を積んでいく。それをその都度ぼくが直す。いい加減ぼくも途中から笑えてきて、彼が一体どんな顔をして積んでいるのかが気になった。必死にやってるのか、ふざけてやっているのか。

見たところ表情をはいたって普通で、”これが当然だろ”の顔をしていた。これが彼にとっては当たり前であり普通なんだ。 決してグチとかではなく、人ってそれぞれこういうもんなんだと納得できたという話である。悪いことではなくきっとこれも彼の個性なんだろうなすんなり受け入れることができたのが唯一の救いだったが。

ただ反対にぼくも周りから見たらどうかしてるってことが、ぼくには当たり前であったりもするだろうし、人って面白いもんだな。と、なんだか感心した1日だった。

なぜか彼がぼくよりも疲れきった顔をしていたのには少々イラッとしたが、まあこれはこれで良いか。

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