漢字ってよくできてるなってつくづく思う。 誰がどんな想いで作ったのか、たまにわかる気がする。
今日はぼくの地元は良い天気だ。そう言えば”晴れる”という漢字もものすごくよくできている。
”日が青い=晴れる”
”天が青い”で天青とか、”上が青い”で上青、という漢字でもべつに全然良かったはずなのに、日が青いで晴れるの方がなんか気持ちがいい。 きっと”日”は雲が一切なくてお日様がしっかり現れている様子で、青いというのは空の青さを表していると思う。まさしく”日”と”青”しか存在しない状態のことを”晴れ”という気がする。妙にセンスを感じる。 また、”晴れ着”という言葉を聞くだけでその情景が目に浮かんでくる。漢字の成り立ちに感心する。
漢字をそういった見方で今まで見てこなかったけど、きっと作ってる最中の工程はかなりクリエイティブな作業だったんだろうな。何人かの専門家がわざわざ集まって、眉をひそめて何時間も経過してたり、時には笑顔で談笑して決めたり。一つ一つの漢字を作っていったことを勝手に想像すると面白い。
”面白い”という漢字もすごいオモシロイ。 面(ツラ)が白い。簡単に意味は分からないけれど、この時の白の”中”にはきっと”純粋”という意味が入っているんじゃないかなと。というのも、面白いということは、とっても素直な印象があって、”心で笑う”ということに近い気がする。そこには今流行りの忖度などの概念が一切なく、ただ単純に本当に笑っている様子がうかがえる。 さらに突き詰めると、この”白”という漢字も一説によると”頭蓋骨”からインスパイアされて作られている漢字らしい。だとすると”面が素”の状態だと表現している気がする。いるただ一つ分からないのは、なぜ頭蓋骨は白いのか? こうして堀探って行くと益々オモシロクなってくる。
漢字の成り立ちを、象形文字や文化などから研究して書かれている本がある。確かどこかの大学教授の本だったけど、これが今一番欲しい本だ。
買ったら一度「好きな本」のページで是非紹介したい。
Comments