今日、東京から帰るってるときに感じた、なんだかもどかしい感じは一体なんだったんだろうか。もどかしいというかモヤモヤするというか。
決まった時刻通りに移動する乗り物がり、その時間を目掛けて準備や支度をして出発し、その乗り物に乗り込む自分。もちろん定刻通りだからとても便利に感じるし何も悪い気になることなんて一つもない。
そのお陰で大体時間通りに人と会うことができるし、時間通りに目的の場所につくことが出来るから。むしろ上手く乗り継げた時とか、アプリで調べた乗り継ぎよりもちょっと早くいけたりとか、そういうときはよっしゃと思うくらい。
でも、ふと帰路に立っている電車の車内で、一体自分は何をやってるんだろうと思わされる。定刻通りに来る乗り物に乗って平行移動を繰り返し、なんとなく座りながら前を見ている自分。小さな画面に夢中なうつむいた人たちが視界に入るけど、それもおかしな光景だと思わなくなってきていて、その背景にあるのは窓の外に見えるそれほど変わらない景色がある。この虚しさ?をどうやって表現すればいいのか。この状況にピッタリの言葉はなんだろうと考えてみたけど思い浮かばず、自分もその車内に溶け込んでいる。
何かを成し得ていない自分がいて、それでも刻一刻と物事は流れていって。 何かを成し得ていたら、こういう気持ちは変わるんだろうかと考えながら。
一方で素晴らしいなと思う人は、知的好奇心に駆り立てられ、こんな世の中においても力強く生きてそこに存在している。 自分もそうありたいけど、まだそうなれていない、どこかモラトリアムのようなこの感じに、東京というまちがさらに追い討ちをかけるように空虚さを突きつけて来る感じだ。
東京にいるとこういうことを変に考えさせられてしまう。 本当はそんなこと何も考えないでいいはずだし、呑気に生きれたらどれほど楽かとも思う。別に考えてることが良いとか素晴らしいとかでもないし、考えていないことが悪いことなんてこともない。そこに正義や悪なんてない。
ただ、いろんなことに気づいてしまった自分がいるだけで、それはどうしようもないことだし、かといって誰かに何かを言いたいわけじゃなくて、このモヤモヤを共感できる人が欲しいだけなのかもしれない。
普通に旅行にもいきたいし、美味いご飯を食べにいきたいし、いろんな場所に出掛けたい。ただ普通に過ごしたいけど、それだけでは満足というか納得できないようになってしまったと感じている。
東京にいってあの独特な変な空気をすっているとモヤモヤさせられる。 変に秩序ある物事の集合で出来たあの混沌とした街は一体なんなんだろうか。 東京からの帰りはいつもこんなモヤモヤした気持ちになっている気がする。
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