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「569」コピーライター

兼ねてより進めている事業で、HPを作ったりDMなどを作ったりするなかで、どうしてもコピーライティングが必要になってくる。 今やってることで、ぼくとしてはもともとこの「コピーライティング」というものの必然性を感じている訳じゃなかったけど、ある種捉え方が変わったように思う。

そもそも、コピーライターって、分かりやすく糸井重里って人のやってることが、the コピーライターって感じがする。いわゆる、広告のための宣伝コピーというか。製品にキャッチフレーズ的な言葉を添える作業というか。「おいしい生活」とか「生きろ」とか色々あるが、それらが分かりやすいと思う。 きっとこの「コピーライター糸井重里」という人間のあり方に惹かれた人は多く、かっこいいと思ったに違いない。その言葉の誕生秘話を聞いたりして、ぼくも同じくスゲーって思った一人だ。

ただ、今の世の中ではいろんな「コピー」を至る所で目にする。あまりにも二番煎じのように作られてる”コピーのコピー”を見て、最近では嫌悪感を感じている。

例えば無印さんの会員になっているんだけど、メールが届いたら必ず件名のところが「涼しく、過ごす。」「テレワーク、思ったより辛くなかったですか?」「あたらしい家だね、といってもらえたのが、一番、嬉しかったです」的な。こういう感じの明らかにコピーライティングしてます感を、いろんな企業、いろんな宣伝広告でやたらと目にする。「句読点、丸」をしっかり使っているようなこの感じ。ぼくとしては、なんか目障りなのだ。

この「キャッチコピー」のようなフレーズを生み出すことだけがコピーライターの役割で、それこそいわゆるコピーライティングというものだと思っていたけど、どうやらそうだけじゃないらしい。

HPの中に使う言葉のチョイスや、文章作成、商品説明の言葉使い、などなど、「あからさまなコピー」を作るだけがコピーライターの仕事じゃないらしい。

あまり好きな例え方じゃないけど、例えばぼくは現在クライアントの立場であり、そこから仕事を請け負っているデザイン会社がある。さらにそこからHP作成をするデザイナーが外注にいて、カメラマンも別で外注にいる。そしてコピーライターがまた別で外注にいる。

こんな感じで、今進めている事は構成されている。 そして今回直接、コピーライターの人とzoomで数回に渡って会話を重ねた。クライアントであるぼくがどんな言葉使いをして、どんな話し方をするのか、そしてどんなことを考えているのか。それらを聞きたいとのことで話し合いを重ねたのだ。ぼくがどんな言葉で何を語っていて、思想や思考を探りだし、その言葉達を、HP、DM、商品を見た人たちにより伝わりやすくする為これから文章を構成していくようだ。

つまり、目に見えて分かりやすい「キャッチコピー」をただするだけじゃなく、いかにぼくの言葉を分かりやすく、そしてそれが間違って人に届かないようにすることもまた、コピーライターの仕事らしいのだ。

良いコピーを付けたいっていう、つまり”格好つけ”の仕事ってのを今回ぼくは必要としていなかったから、そうした話が出来て、少しホッとしている。

それらを踏まえて、一体どんな文章になるのかが、HPの完成が楽しみだ。

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