top of page

「551」大人に屈しない

見たり聞いたりしていて、単純に面白いと思う物は、上や周りにお伺いを立てていないモノだ。だから、基本的に上層部にお伺いを立てる日本の文化に納得はできない。

最近面白いと思っているモノの中に、ある中堅芸人のラジオがある。 そもそも彼らは個人で事務所を設立し、どこかの事務所に所属するタレントではない。そういう精神は共感や好感をもてる。

その彼らが、地方でラジオ番組をもち、それから数年後の現在ではTBSのラジオ番組を持つようになって、そのラジオがスタートして約1ヶ月くらい経過したところで、早くも番組続投の危機を迎えている。

というのも、かなり視聴者や上を無視して、自分たちが面白いと思うことを、自分たちが楽しんで広げているからだ。週に1度の放送で、4週目の放送を先日聴き終わったところだ。

3週目まで、リスナーの呼称を決めるのに散々、しつこいくらい時間を使って、コーナーとか内容らしい内容をもたないまま、自分たちの前後の時間帯のパーソナリティを散々いじっていた。これもまたしつこかった。 放送が17時台という時間もあり、一般視聴者からは「全く話が分からない。二人がただワーワー騒いで話しているだけ。」というメールも寄せられるほど、ファン以外にはほぼ理解されていない様子だった。

ぼくも確かにこの3回分を聞き終わって思ったのは、本当内容が無いなー、もうちょっとラジオっぽいことやって欲しいなーなんて、二人の普段のネタや思想が好きだからこそ、そう思っていた。 迎えた4回目、どうやら3回の放送を終えて、TBSの上層部が結構怒っている的なことを言ってて、プロデューサーやディレクター達が台本を用意したようだった。MCの一人は、立場上?役割上?台本通りに出来るだけ進めている様子だったけど、ちゃちゃをいれるもう一人は、それでもそんなに怯んでいない。いつもより大分しつこさを出さなかったせいかやっぱりそれはそれで面白くない。しかし彼は、上層部に従わないという姿勢を随所に見せてくれた。相方に対して「お前は大人に屈するのか?」などと攻撃的な態度を笑いながらも入れていたし、ぼく的にスッキリしたのは「それじゃ俺らがやる意味がない」とハッキリ口に出して言ったことだった。

3回目で彼らを見誤ってしまったのは申し訳なく思っている。その一言が聴けりゃあぼく的には聞くに値するのだ。

大人に屈しないその態度や姿勢が必要であると、彼はわかっていると思う。だからこそ、独立した事務所でやっているだろうし、大人に屈したら面白くない、と、ハッキリ分かっていると思う。

テレビを見なくなったのは、テレビというメディアがクソだからというのは当然だけど、出ている人らの上層部や世間への過剰な反応が、画面を通してものすごく分かるからだ。自分の意思や思想や哲学はどこにあるのか。 彼らはそれを、芸能界ってそうだからとか、世の中ってそうだから、っていう最もらしいことを言うけど(完全に違ってるけどね)、ハッキリ言ってそれはもう、牙を抜かれたライオンと一緒で、もうただの猫だ。意思もないし、ただ丸め込まれ慣れさせられた、いわゆる慣れの果てとしか言えない。

もちろんメディアのほとんどがそうで、ともすればラジオも当然そうだけど、それでもその中で、こういう小さな抵抗がみられたことがぼくはちょっと嬉しかった。 ラジオも当然おべっかばかりだから、聞いていて嫌気がさすことも沢山ある。だから基本的にメディアというモノは心底信じていない。

何もメディアばかりじゃ無くて、社会全体の中に、こうした下らない常識が蔓延している。そんなゴミ溜めの中で、ゴミにならないように、彼らには頑張ってほしいと陰ながら応援している。

関連記事

すべて表示

づけづけと遠慮がない。

ウチの会社に来ている中国人実習生の一人が、今年の9月に3年の期間を終えて帰ることになる。みんな日本に来て数百万も貯めて帰る間際に母国に送金をする。とても感心するし立派だ。 というわけで送金したいという一人を連れて名古屋にある中国銀行の支店へと行った。説明はいらないと思うが中国銀行というのは、日本の中国地方の銀行ではなく、中国国内にある銀行で、その日本支店が日本国内に数店ある。名古屋はその内の一つだ

Sundayから始まる感覚

海外の習慣?文化?感覚?は、日本の感覚とは違うらしい。 と、ずいぶん前に何かで目にした。(海外と言ってもどこかすら忘れた) それは何かっていうと、日曜日が週の始まりだということ。 英語の曜日を覚える歌でも必ずSunday Monday Tuesdayという順番になっている。そういう意味だったのかと、この歳になって気づいたんだけど。 対して日本では日曜日を週末というくらいだから、週の最後だと捉えてい

Yorumlar


bottom of page