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「547」その代わりに…

正月に、しっかり3キロ太ったから、しっかり戻す必要があって、週に1〜2回行くジムの内容にランニングを加えた。ちなみに、去年の暮れ頃に親友がジムを辞めやがっやから一人で通っている。そのほうが時間配分がし易いが、やっぱり話し相手がいないのは結構つまらないのである。

それはさておき、ルームランナーで走っていると、消費したカロリーが出てくる。距離を走れば走るだけ、消費カロリーは少しずつ積み重ねられる。

大体30分くらい走ってやっと350キロカロリーくらいかな、たったそれだけである。30分も走って、カップラーメン1杯分に過ぎない。他にも筋トレとか含めて、せいぜい600キロカロリーくらいしか消費していないと思う。

カロリー摂取がこれだけ容易で豊富な現代に、消費出来るカロリーがこれだけ少ないと、割りに合っていない気がする。そりゃあカロリーゼロとかの食料品が人気なのも理にかなっている。自分も結構気にして食料品を買ったりする。

いやでも待てよ、そもそも人間が動くことによって消費できるカロリーは、昔も今もそんなに変わりなくて、豊富になり過ぎているということだ。豊富になった代償として、人間の肥満が進み易くなった。

”何か”いいことがあれば、大体なんでも”その代わりに”がついている。

正月は沢山休みがあって思いっきりのんびりできるが、沢山食べて太るとか、お金を沢山使ってしまったとか、休みが多い代わりに休み明けの仕事が忙しいとか。

反対に、わるいことにも”その代わりに”は言える。そういう摂理的なことって面白いよな。どこまで行っても結局人間は人間と思わされる。

現代は特に豊富すぎる”その代わり”が、いろんなところで見受けられる。

例えば身近で大量にお金を稼いでる人を見てもそう、早々に老後資金も余裕で溜まってるのに、基本的に体が健康じゃない。 メディアでやってる車会社の元CEOの国外逃亡劇も、良い悪いは置いておいて、沢山稼いでる代わりに国から追われる始末。(個人的には日本の司法とメディアも阿呆だと思ってる。稼ぎすぎも阿呆だけど。) コンビニなんかでもそう、いつでもなんでも必需品が購入できる代わりに、食糧の廃棄も多く、そもそも24時間営業するのに苦労してるという本末転倒さ。 ファッションにしてもそう、産業が発展し効率や生産性が劇的に上がった代わりに、服があり得ない単価になり、物作りの本質は失われ、世の中にくだらない物が増え、デザインという言葉自体も軽くなり、服が売れない時代だと騒ぎ立ててるのにも関わらずまだくだらないゴミを量産し、さらにゴミは溜まっていく。儲けたいとか有名になりたいとか私利私欲がそうやって巡り巡って地球環境の問題になってることにも気づかない。と思えば環境問題を謳い文句にしてビジネスしようなんていう狂った行かれポンチの考えの者まで大量に出てきた。でもそいつらはそれを良いとしてやってるから悪気が全くないという始末。ぼくはいよいよここまで来たかと、本質が見失われる以上の残念さと憤りを感じている次第だ。

それだけ服が溢れ過ぎてるのに、ぼくらは毎日毎日服を作っている。おかしなもんだ。ぼく自身もそれで生活してしまっているということが常に頭のどこかにあり、できる限りそうじゃない物作りをしている会社と取り組みを行っていくべきだと思っていても、業界自体、いや、この社会や地球全体的に、代々続けてきたいろんな”その代わりに”が、ぼくや地球を苦しめている。

ぼくが生きるたった80年位の年月じゃあ、きっとそんな変化は起こらないかもしれないけど、1000年単位とかで、どんどん生命は生きることを虐げられるのはもう目に見えている。いや、人類が誕生して生活しているたった2000年弱でこれほどいろんなことが起きてるんだから、もう数百年でとんでもないことが起きて、地球なんてなくなってたりすると思う。というか近代で目まぐるしい化学や技術の成長を遂げているから、もっと速いスピードで、地球はなくなる方向になるんじゃないかな。 手塚の火の鳥を読んでいるとわかるけど、確実にそのことに気づいていた人だということが分かるし、数十年前に手塚がそういう地球や人類の姿を描いているということは、数十年前にはとっくにその予兆があったということだ。 ということは恐らくこの数十年で何かが起きるとぼくは思うな。

”その代わり”を、あまりにも意識してこなかった自分たちのツケは、どんどんやってくる。ぼく一人がここでワーワー言ってもどうにも出来ないけど、個人的には出来るだけツケを回さない生き方をしていきたい。そして、出来るだけツケを回さないような物作りをしていきたいと思っている。何事もバランスが大事だ。

いや、そもそも、そこまで言うなら何も作らなきゃ良いんだけど、作ってしまうと言う人間の性なんだろうか。でも、ぼくの物作りを見て、新たに同じような思想の人間と繋がれるということをきっと信じている。それが一人でも増えると非常に前向きで良い。

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