新しい事業が本格的にスタートし始めるのは9月後半になってからだけど、どうやらまだまだやることは沢山ある。本格的スタートと言っても公に出るのは来年になるけど、実際にアートディレクションをしてもらったりロゴなどのビジュアル面においてのデザイン開発がようやく進むということだ。
それを依頼するには数百万円が必要になるけど、とてもじゃないがそんなお金を個人的に持ってる訳でもないし、あったとしても会社として資金繰りが必要なのだ。
そうなると是が非でも受けたい国や県、地方自治体が予算内で毎年募集を募っている助成金や補助金だ。
ちょうど良いタイミングで7月末〜8月中旬の期間で助成金の募集があり、それを知ったのが7月30日前後だった。採択率が毎年違うから、必ずしも良い事業だから選ばれるということはなさそうだ。だとすればどういう書き方が一番良いのかをすぐに商工会議所へ相談に行った。
あなたは現在どんな事業をしていて、どういう理由で開発や新規事業を行い、それに対してどんな費用が掛かるのか。そしてその費用を使うことにより、今後どんな効果があるのか。簡単に言えばそんな内容が欲しいということ。
とは言え、外部へ委託する費用なので、相手先からのザックリとでも見積もりが必要だ。しかし、7月末の時点ではまだ委託費用の見積もりを取れるようなところまで話も進んでいなかった。8月6〜7にかけてちょうど東京出張があって、そこで最終的に出来上がった服をようやく見せることができた。その時のことはおいおい書くとして、、、
それからすぐに概算の見積もりを依頼して、その見積もりが出てきたのが締め切り当日の午前。17時には募集締め切りになる。東京出張後、週末まで忙しく、なかなか書類が進まない。夜遅くまで何度も書いては書き直しの繰り返し。結局お盆休みにサーフィンに行くとか飲みに行くとか、そんなことは全くできないまま、休みを全て返上して書類作成に没頭した。
結果的に当日の午後に書類を持ち込みギリギリセーフだったけど。 しかし、これで採択されるかどうかは全くわからない。採択されたとしても、助成される上限の金額は決まっているし、今回の見積もり金額の半分までがどうやら限度。こういうことが一番苦手分野なぼくにとっては、苦痛でしかない日々だった。
世の中の本当にどうでもいい事業に税金を使うなら、是非ともぼくの事業に使って欲しい。そう胸を張って言えるような物が出来たと自負しているし、既得権益にまみれたしょうもない事業にばっかり金が回ってるんだから、なんともムシャクシャする気持ちにさせられる。
それでも”良い流れ”が自分には来ていると期待している。結果はどうなることやら。 やりたい事をする反面、やりたくない事も必ず合わせてやらなければいけない。そのやりたくない事を越えていかないと、本当にやりたいことに辿りつけない。今年は益々手の抜けない年になりそうだ。
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