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「430」心の友達

先週末は出張で東京に行っていて、久しぶりに地元の友達と会った。彼の場合は心友と書くような関係だとぼくは思っている。年は一つ上で、もともとはぼくの兄ちゃんと友達だった。確か東京に出るタイミングがほとんど一緒で、彼は料理人、ぼくはお笑い芸人を目指していた。

最近では地元と東京だからしょっちゅう頻繁に会う感じではないけど、ぼくの中ではなんとなく心で繋がっていると思っている。思想や哲学ということじゃなくて、心の奥底でもってるピュアネスが同じだと思う。彼がきっと料理以外の何をやっていようとも、彼は彼だと思えるし、きっと同じように繋がっていただろう。

そんな彼と飲みに行くのは結構久しぶりで、毎回半年〜1年ぶり位に一度といった感じで飲む。今回も東京で飲んだけど、話が尽きないのは当たり前で、毎回同じようにお互いの心境や出来事について話す。

その中でやっぱり面白いのが、持ってるピュアネスが一緒ということ。

何かと言うと、まず、一般的なただのサラリーマンやただのビジネスマンとかと話ても全く面白くないのは、まずサラリーマンの場合は会社の愚痴、不平不満、給料がどうのこうの、上司の悪口。そんなどうでもいいこと聞きたくないしぼくが意見する時間も必要もない。嫌なら辞めろ。以上。ビジネスマンの場合だと、このビジネスは儲かるとか、そういう意味での面白そうという話、〇〇っていう企業の役員とこないだ食事しただの、地位や権力や名誉や金の話。いやいやその前にお前は何なの?お前はそのヒエラルキーという虚構の中でしか生きていないんだな。かわいそうに。人生やり直せ。以上。というように終わる。

だけど彼とぼくが共通で持ってるピュアネスというのは、料理のこういうところが面白い、魚ってこういう焼き方があるんだとかを聞けたり、反対にぼくは、服ってこうだと思うとか、映画や本から得た話とか、お互いそういう、社会や世の中のしょうもない流れの中ではなくて、自分という人間としてただ面白いと思うことについて話すことができるところ。

(彼は話すのが上手い方じゃないから、時々何言ってるかわからないことはあるけど、そこは目をつぶって心で聞いている。ときどき彼や彼の姉ちゃんがこの日記をみてるらしいから、ちょっとした冗談も入れておこう)

それが彼とのピュアネスな関係である。彼は嘘がなく真っ直ぐで汚れない、ぼくも同じくそうだと思っているし、思えばぼくが好きな著名人の特徴は全て「ピュアネス」という所にある。

はっきりしておきたいのは、ピュアネスは世の中の全ての人間が兼ね備えているものではなく、限られた人間しか持っていないと思う。だってピュアネスって易い言い方すれば基本的に誰もが”大人”という世の中の歯車に綺麗に当てはまる事が前提というか当然として生きているから、途中で無くすもの。これは笑い事や綺麗事じゃなくて本気でそう思う。(例えば分かりやすく「本当はやりたい事をやって生きていったりそれで生活していきたいけど、現実はなかなかそう上手くは行かない」って言っている人には一生できないと思うし、その時点でもう大人。それでもなんとかやって、なんとか道を切り開いていく人にしか開けない扉や世界はあると思う。こんなことはぼくが言わずとも今まで時代を切り開いた革命家や偉人変人に著名人の話を聞けばわかると思う)

そうやってある種隠しきれずピュアネスを持ってるのって、どう考えても世の中からしたら危ないやつだし、でもそれは裏を返せばめっちゃ素晴らしいやつだと思う。そういう人が、本当のカッコイイ人で、本当の面白い人だと思ってる。こういう人ってなかなかいない。

親が違えば生まれも育ちも食べてきたものや環境やDNAなんかも全く違うのに、なぜか自分の考えてる事を理解してくれる。冷静に考えたらそれっておかしい。そういう人が自分の身近にいて、思ってる事を本気で話せて共有できるなんて、考えてみたら人生でこんなに幸せなことはなかなかないと思う。親や肉親でさえも信じられないというこの時代に。

だから自分は早く彼に良い報告ができるようにしたいと思うし、彼からもまた良い報告を聞きたい。何よりも彼の作る料理を、彼の作る店で食べてたいな。

こういう人間と会うと、また頑張ろうと思えるな。そしていかに自分は幸せ者だと思える。また飲もう。

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