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「419」熨斗袋の風習

結婚式とかではそれ相応の熨斗袋が必要とされる。 分かりやすく言えば、金銭を包む紙であり、その袋の種類によって中身の金額が変わったりする。

個人的に予想するに(合ってる間違ってるはどっちでも良くて)、受け取る側もそれなりの知識があれば、袋の種類によって大体の中身が分かる。渡す側も受け取る側も、わざわざ入っている金額を言わずとも、何となくそこに暗黙の了解が生まれそうで、なかなか面白いなとも思える。

一方で、これは古くからの風習で、今もなお活用されているんだけど、あくまでも風習に過ぎないから、義務でもなけりゃ法律でもない。そう考えたら別に裸で渡すのでも問題ないし、むしろ振り込んだりしてもいいわけで。そう考えるとこういう風習って果たして今後の未来に置いては必要なものか?と疑問もわいてくる。

ちゃんと風習に従ってる方がマナーがあって大人っぽいだとか、そう言われちゃいがちだけど、はっきりいってお金の価値は全く変わらないわけだから。

それに、例えば見栄とか建前とか色々あって、100均の熨斗袋を使うのは気が引けるってのも良く考えればおかしな話だし、かといって高級な熨斗袋を買っても、どうせゴミになっちゃうんだから。だったら中間の熨斗袋を買えばいいってなるけど、そうなるんだったらもう振り込ませてくれよってなってもおかしくない。

将来的には電子マネーになるんだから送金するだけで済む。中央銀行が日銀の支配から離れ新紙幣を発行しなくなり、電子マネーに切り替えるんであればそういう時代はくると思う。

そうなればわざわざ銀行にいってお金をおろして、それを新札に両替して、さらに熨斗袋を買って、筆で名前を書きたいところだが現代では筆なんて普段使うことがないからこれもまた買ってから書いて、ようやくふくさに包んで数日保管させて忘れないように当日持っていく。よりはどれほど楽かは言うまでもない。

祝儀を渡す過程で、ここまで手間暇かかってるんだと考えたら、よりありがたいお金に感じることは確かだと思うが、やっぱりお金は数字でしかないという概念で考えれば、非常に無駄が多いことは確かだ。

当たり前とされてることで、これって本当に必要なのか?と、一度立ち止まって考えを巡らせることが最近は非常に多い気がする。それくらい、なんとなくで世の中を生きてしまってきたんだということだ。

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