ファーストチェス理論という話を聞いた。簡単に言うとこういうことらしい↓
「どんなことでも10秒考えればわかる。10秒考えてもわからない問題は、それ以上考えても無駄だ」 これは「ファーストチェス」の理論といい、実験で証明されている理論だ。 ファーストチェスとは、チェスを競技する際に5秒以内に打つというルールを指す。 ファーストチェス理論では、「5秒で考えた手」と「30分かけて考えた手」は、実際のところ86%が同じ手であることが実証されているという。
いつも行ってる美容院のオーナーから聞いた話だったから、非常に腑に落ちた。オーナーさんが経営者として、リーダーとして、正直何かを決定するときに迷うことなんて沢山あるけど、結局は自分がパッと出した答えを最後まで押し通せるかどうか。その強さって必要だな。っていう話として聞いたからとても腑に落ちた。
第1感の話にちょっと似ている。(いや、ちょっとだけ違うか)
ただ、ファーストチェス理論は、あくまでも勝負の世界であり、時間の世界であり、社会的でビジネスの世界の理論であるから、結局はパッと決めることの強さを養っていくということもあるだろうし、スピードが必要な場合にはとても重要なんだろうと予想する。そう言う意味では是非自分としても取り入れていきたいと思う。
反対に、物作り理論としては最終的にだす答えは、同じように結局は初めに出したアイデアになることが多いと思うけど、「一度時間を置く」という、いわゆる”無駄”が大事だと思う。この無駄と思える時間こそ、物作りの本質だと感じている。
正直、パッパと物事を決めるというのは物作りには向いていないと思うんだよな。 それはなぜかって言うと、やっぱり”社会的なもの”になりかねない。時間やお金からかけ離れたところに物作りの本質はあると思うから。
これらは決して良い悪いの話じゃなくて、ただ純粋に思うのは、こうした2つ3つの判断基準が脳内で交差するから、物事って難しく感じるんだろうな。
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