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「399」常識

常識ってものを常に疑っていないといけないと思う。

日中に車で走っていると、小学生の下校の風景を見ることがよくある。 元気いっぱいの、結託の無い純粋な少年や少女をみて、微笑ましい光景だと思うのは、一般的な常識だとして、みんな同じ黄色い帽子を被って、同じランドセルとかいうカバンを背負い、みんな規律を守っている。

この風景をみて、明らかに昔の軍国国家の日本からきていることが容易に想像できる。天皇が絶対で、右習え右の国家。そう考えるとちょっとゾッとするのはぼくだけか?

会社にしてもそう。なんでサラリーマンにはスーツが必要なのか?電車が来てないのに遮断機が降りてるから渡っちゃいけないのか?警察は絶対?読書感想文に正解や不正解があるのはおかしく無いか?高校球児は髪を伸ばしちゃいけないの?そもそも学生が髪を染めちゃいけない理由は?

あげればキリがないほど”おかしなルール”がたくさん存在することに気づく。しかも大人になればなるほど、そのルールは”常識”という”本当は非常識な言葉”に知らないうちに当てはめられていく。大人だからこう。女だからこう。そうやって差別していたりもする。

そもそも「常識を疑え」って、確か何かスポーツブランドだとかのキャッチコピーとかに使われてたけど、それもただの綺麗事に聞こえてくる。

だって常識なんてもの、本当はこの世には存在しないんだから。社会や地位や名誉や金なんてのも本当は存在しない。この社会に存在するだけで会って、この世には実は存在しない。そういうことにどんどん気づいてきた。

偏屈なおじさんって、こうやって出来上がっていくのかもしれないな。

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