一回の人生のうちで、全てをくまなく”知る”ことなんてない。 専門知識にしてもそう。人間関係にしてもそう。全ての縦軸のことや横軸のこと、どの分野にも関わらず全てを網羅してる、もしくは精通してる人なんて会ったことないし見たことも聞いたこともない。
だとすると、完璧な人なんてのはどこにも存在しないんだろうと想像するに容易い。
そう考えると、なるほど、じゃあ何か一つの事を、より多くより深く知れたほうが面白いかも知れない。その分野のエキスパートになる方が、人生は面白いんじゃないだろうかって推測したりする。
ぼくが好きな人は大体そういう人だ。植物に精通した人。いちごに精通した人。ワイン醸造に精通した人。花に精通した人。どの人も皆、その話をしてる時が一番楽しそうで、生き生きしている。それを生業にし、どんどんとその分野を掘り探っている。
これは、ぼくが好きな生き方なんだろう。ぼくが目指してる生き方なんだろうって思う。その人たちのようにぼくも”何か”をどんどん掘り探って行こうと思っている。
ミクロの中にマクロがある。そうやって親友もよく言ってるけど、本当だと思う。 ぼくはそのミクロを見つけてしまった人だ。
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