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「394」地球の中の自分

視野を広く広く、遠く遠くに飛ばすことで、いかに自分が、いや人間なんてチリ(埃の)にも満たないちっぽけなもんだってことに気づく。 今まで悩んでたことなんてあほらしい。今まで苦しんだりしてたことも、目の前に起きてることだけが全てだって感じてたあの頃が非常に恥ずかしく、情けなく思う。

ここ数日で、親友から立て続けに勧められた1つの漫画と1つのニュースと1つの本が、ぼくの価値観を大きく変えてくれるものになったのは間違いない。きっと少し前までの自分だったらそれにすら気付けなかっただろうけど。何はともあれ、ここからさらに飛躍できるきっかけになったこの事象をどうやって言葉にしようか。

成功や失敗、勝ち負け、富裕に貧困、政治に経済とか権力者に被支配者、金や名誉に戦争に恨み辛み妬みひがみ。それら全ての、地球という銀河の中のたった一つの小さな星の枠の中でおこってることなんて、まだまだ計り知れない宇宙からしたら本当にどうでもいいことなんだろう。その広く遠く何億光年も離れた位置から、今の自分を見たとき、一体どんな感想を持つだろう。

見栄を張ったり、カッコつけたり。そんなどうでもいいこといちいちしてられるか? その位置から見た時、誰かと誰かがいがみ合ってたりしてなんて思う?ぼくは全くなんとも感じないと思う。それぐらいぼくら人類がやってることなんてちっぽけなことなんだというのを大前提において、何かしなくちゃって思うよな。

135億年前、物質とエネルギーが現れて、物理的現象が始まる。 その後、地球という惑星できたのは45億年前。 38億年前に、生物が出現し、ヒトとチンパンジーの祖先は600万年前に誕生。 そのうちの現代の人間の歴史なんて西暦でいえばたったの2020年に満たない。

このたった2000年間の短い中で、愚かな戦争を繰り返し、政治や権力のために数え切れない犠牲者が出て、地球の資源をどんどん消費していっている。私利私欲のために。紛れもなく自分もその内の一人だ。

ぼくら人間なんて、せいぜい長く生きられても100年程度しかない。45億年の中のたった100だ。チリにも満たない。ぼくはもう33だから、脂が乗り始める今から計算しても、長くて40年程度、短くて10年〜20年程度しか、本領を発揮できない。

ぼくは地球の中の人間として生を授かった。要はそういうことだ。

根本的にどうやって全ての考えを巡らせるべきか。そういうことに気づかされた。 たった一つの漫画という作品によって。

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