警察24時って番組を昨日たまたま見ていて、ふと感じたというか気づいたことがある。この番組ってちょっと危なくないか?やばくないか? 別に事件性の危なさとか言ってるんじゃなくって。。まずは聞いてほしい。
例えば街中をパトロール中に怪しい人物を発見して、事情聴取をするべく警察がその人物の足を止める。車に乗っていたその人物は、ちゃんと警察の指示に従い車を止めた。車内には3人乗っていて、一人の男は電話中だったらしくその場をちょっと離れた。
その離れた行為こそが怪しかったらしく、離れていく男に密着する警察一人。もう一人は車に乗ってる2人に話を聞きいていて、”任意”で身分証明書の提示を求めた。2人は抵抗もなく身分証を見せた。問題はもう一人の電話の男だ。電話が終わり、その男にも警察が”任意”で身分証の提示を求めたが、”任意”であるから、その男は断った。断ったにもかかわらず警察は怪しいからと言って食いさがる。何度も男は断ったが、警察はしまいには「出せ」と脅しかけるようだった。最終的に男は後からきた警察官3〜4人に取り囲まれ、男は”なくなく”身分証を見せて、挙げ句の果てには財布も見せることになった。結果的に財布の中に覚せい剤用の注射を持っていたから、取り調べという名の下に男は検挙された。
まず一つ、”任意”で構わないから身分証を見せてください。という場合、結局強引に見るんだったらそんな言葉使うなよ。と思える。結果的に覚せい剤所持の疑いで、”法律的”にダメだったものの、任意で断ったのならば、見るべきではないよな。
そして何が危ないかって、普通に見ていればこの番組、警察のお手柄であり、よくぞ悪い人を見破った!すげーな警察!かっこいいぞ警察!という映し方になっている。でもそこが一番危ないところだと思う。何かって、警察が”絶対的な正義”であるという、昔の軍国国家の名残がすごいということ。ぼくは見ていてすごい気分が悪かった。
覚せい剤を持っていたものの、本当にその男は”悪い人”だったのだろうか?本物の悪なんだろうか?自分の正義を強引に振りかざす方が、悪の場合だってあるということだ。
結局こういうのを見ていると、メディアによってぼくらは知らないうちに操られているんだなということ。そもそもそれにすら気づいていないのかもな。ぼくなんて生まれた時からずっとTVがあることで、それが当たり前だと思っていたし、漠然とただ見ていただけだった。だから今までこういうメディアに明確に疑問を持っていなかったから、もう少しで完全に飼い慣らされるところだった。
目の前に当たり前にあるものを疑ってみることは大事だ。
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