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「367」一人の本質

人は悩んだり帰路に立った時、全く知らない土地や環境に一人で出かけたり、もしくは引きこもって、内なる自分との対話をし始める。ぼくが面白いなこの人って思う人は、過去にそういう時間を作ったことがある人が多い気がする。

人によっては数週間、人によっては何ヶ月とか半年以上とか、もしくは何年と。

そうやって実質的に一人になることで、対話する相手が誰もいないから、内なる自分と向き合う意外やることがないんだろう。いろんな判断を煽られるし、いろんな決断をその都度その都度でしなきゃいけない。悩んだ時、頼りになるのは内なる自分しかいない。もしくは周りの景色や空気。雑音や雑踏。そういったものが、判断材料になる。とかく、五感も優れるんだろうと思う。

だからこそ、旅をして自分を見つめたり、引きこもってひとりぼっちになることって、それが人生の内に一回あるかないかでは、その先の人生に大きな違いをもたらすと思っている。

ある人は、家に引きこもって、本、映画、音楽、アートと、とにかくあさりまくったらしい。

ある人は、数ヶ月間海外に行き、いろんな国を渡り歩き、真新しい世界を肌で感じてきたらしい。

そういった時期があることで、彼らはブレない”何か”を手に入れただろうし、また、その”何か”を知ってしまったんだろうと思うのだ。知ってしまったら、戻ってこられない世界を。

一人でいることは決して悪ではない。要らない情報や、社会や地位や権力など、全ての紛らわしく下らない虚構と自分をしっかりと分断して、内なる自分を知ること。一人でいることの本質ってそういうことな気がする。

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