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「340」まるっと7年。

母親が死んでからまるっと7年経った。知り合いの人や、周りの人で、親近者が亡くなってて、例えば10年経ってる人とかに会うと、その悲しみとかはもう克服してて、完全に過ぎ去りしモノだと勝手に思い込んでたけど、7年経った今でも、悲しみは込み上げてくる。そりゃあ死んだ当時の時を思えば、その悲しみを受け入れてるから、それほど辛いものじゃないけど、でも、10年経とうが20年経とうが、ずっと悲しみは消えないんだなーと感じる。

母は長年連れ添った病気が原因で死んだ。容体が悪くなった死亡の2日前は、当時ぼくは東京にまだ住んでいたけど、たまたま岐阜に帰省していた時だった。その日がちょうど東京に戻る日で、すでに体調が悪そうだったのが、今でも脳裏に焼き付いている。

前日の夜中に親父からメールが入っていて、ちょっとおかしいかもしれないと。当日の朝、親父から、今度は緊急招集がかかった。大至急帰って来いと。その時のぼくは、急に動揺しまくって、いろんなことが手に負えなくなり、早く電車に乗ればいいものの、訳も分からず後回しでいい郵便物を出しに行ったりと、気が動転してたのを今でも覚えている。ぼくが岐阜の駅に着いたのは、13時頃で、そこからタクシーに乗って病院に向かった時には、母はすでに息を引き取ってしまっていた。

あと30分早く帰ってれば、心肺が停止する前に間に合っていた。 それがぼくの唯一の、声を大にして言いたい最大の後悔だ。そのことを思い返すと、今でもグッと込み上げる。

そんなことがあってからまるっと7年。母が旅立ってからちょうど7年。 それがぼくにとっての今日という日だ。

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