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「316」時間の流れ2

以前の日記「17」で時間の流れ方について書いたけど、この言葉がやっと自分のものになり始めてきた。概念として「未来から過去に向かって時間が流れている」ということは理解していた。

しかしそこから考えられる「原因」と「結果」の順列が違っていたことに関しては、正直まだ腑に落ちていなかった。だけど、それもようやく理解し始めた。

基本原則として、原因は過去にあり、結果は未来にある。と考えているけれどそれは真逆だ。正式には「原因は未来にあり、結果は過去にある。」これが正しい。

もう一度言おう。「原因は未来にあり、結果は過去にある」

例えばA君が大好きだった彼女と別れたとする。 ①その後A君はひどく落ち込み、何にも手がつかず仕事やプライベートがうまくいかなくなった。そんな時「あの時彼女と別れたから、全てがうまくいかないんだ」と嘆いている。この場合の考え方は、過去が原因だとしている。これが一般的な「原因は過去にあり、結果は未来にある」という一般的な考え方に近い。

②じゃあ一方で、別れた後A君はひどく落ち込んだが、その後、もっと自分に合うような素晴らしい彼女と巡り合ったとする。そんな時「あの時彼女別れたことで、新しい彼女に巡り会った」といった場合、結果は過去にあることが非常に分かりやすいと思う。

しかしよくよく考えると、①の場合でも、別れた後に「ひどく落ち込んで何も手につかない」ということが原因で、「過去の出来事が悪く思えてしまう」という結果を導いていることも分かる。くよくよと悩めば悩むほど、過去の結果はただただ悪いものになっていくだけ。

つまり、時間の流れが未来から過去に流れているのが絶対の概念であるから、①②どちらの場合でも、「原因は未来にあり、結果は過去にある」ということだ。

時間の流れの概念が変わるだけで、生きてる中で起こることの事象が全てゴロッと変わる。

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