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「314」過去の記憶

Netflixのブラックミラーというドラマで、過去の記憶を記録できて、いつでも見たい時に再生できるというチップを体に埋め込んでいる。”そういう世界だったら”というドラマを見た。

まず簡単に想像できるように、過去を全て洗い出してしまったら、決していいことばかりではないのは確かだ。

もちろん学生時代の懐かしい思い出が、映像として全て記録されていたら、当時の友人と集まって見たら最高に面白いと思う。それに、例えば学生時代の彼氏や彼女との思い出なんかを見て当時の懐かしい思い出に一人で浸ったり。そうやって、みんなで共有する過去と、自分だけの過去、と、使い分けたら非常にいいチップだと思うけど、だけどやっぱり時には都合が悪かったりする。

このドラマの話では、ある夫婦が、過去の記憶を辿ることによって、奥さんの浮気がバレてしまい、結果的に離婚してしまった。

誰にでも過去は存在して、そして自分だけが知ってる過去だって存在する。相手の”知らない方が良い過去”を知ったことによって関係が破綻したり、壊れたり、それって恋愛では一番起こり得ることだと思う。

そういう意味では、やっぱり写真や動画というものがいかに良いかと気づかされる。その保存された一瞬や一部分から、当時の状況や雰囲気、空気感などを思い出し、そこに着色があろうがなかろうが、それぞれが”自分だけの思い出”として持っていられるからこそ、都合が良いのかもしれない。

何もかもが映像として鮮明に移されて、それは時には例えば犯罪に役立ったりとか、そうやって好都合な時はあるかもしれないけど、そうじゃなくて人の過去を洗いざらい見てしまうのは、非常に罪なことだとも思う。

「ケータイを見る」というのが、この世の中でいえばきっと近い気がする。やっぱり時と場合によって見られたくないLINEの内容だってあるし、写真だってあるし、どんなアプリを使ってるかとかも、知られたくないことって沢山ある。

モノづくりで言えばきっと、過去は鮮明じゃないから面白かったりするし、自分なりの変な着色があるからこそ面白いとも思う。それが鮮明すぎてしまったり、思い出の過度な着色がなければ、素晴らしい作品がこの世に存在しなかったかもしれないと思う。

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