ぼくは気分屋で浮き沈みが激しいほうだけど、怒ることは基本的になく温厚なほうだ。そもそもたくさん怒りすぎるのはよくないらしい。。
ある人が言っていたけど、本気で怒るのは人生のうちに3回だけにしておいた方がいいらしい。そもそも、いつも怒ってばかりいるようじゃ、それが普通になってしまい、本当に怒りたい時に怒れなくなってしまうらしい。
なんとなくだけど、ぼくは寅年というのもあって、獲物を仕留める時期を伺って、ギリギリまでおっとりしている性分だと思う。小学校の時に2回、激しい喧嘩をしたのを覚えている。
1回目は相手は上級生で、同じサッカー部の奴だった。学校ですれ違う度にいろいろとちょっかいをかけてきて、ぼくをいじってきていた。ぼくは「はいはい、うるせー。」と、よくある振り払い方をずっとしていた。そうやって大人の対応をしていたにもかかわらずまだやってきたから、堪忍袋の尾が切れて、ちょっかいをかけてきて、相手が去っていく後ろ姿を狙って、思いっきり頭を殴って、地面に押さえつけ、ひれ伏せさせた。
2回目も同じく、相手は違えど上級生の奴で、そいつもまた、同じようにあまりにもしつこかった。レクリエーションルームみたいなところで、いろんな学年の生徒が集まっていて、そいつは上級生だということをいいことに、偉そうにいろんな生徒にちょっかいをかけて、下級生のみんなは嫌そうにしていた。あまりにも頭にきたから、そいつが地面に座っているところを、後ろから頭を思いっきりサッカーボールキックした。先生や他の生徒が止めに入ったけど、そいつはものすごい痛そうにしていて、泣いていた。
どちらも不意をつくような、獲物を仕留めるようなやり方だけど、でもギリギリまで静かに我慢して、相手の隙をつくように襲いかかっている。と思う。そういう時に思いっきり怒ったからこそ、それ以来、上級生に舐められるようなことはなかった。
だから確かに、普段から怒ったり威張ったりしてると、それがもう普通になってしまって、いざという時に強く無くなってしまう。本気で怒るのは人生のうちに3回だけにしておいた方がいい。という誰かが言っていたことは、あながち間違っていないなぁと思う。
と、いうことは、ぼくが本気で怒れるのはあと1回だけか。
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