基本的な考え方として、ぼくは「消費者」という言葉が好きじゃない。この言葉を昔からあまり使わないようにしていることに最近気づいた。だってなんかいかにもその言葉って、人を見下しているような気がしてならないからだ。というか、現代の消費社会の象徴な気がしていやだ。
消費とは【金、物、労力などを使ってなくすこと】を言うらしい。 なんだかこれって、モノやコトの価値がものすごく小さく感じる言葉じゃないだろうか。
ぼくらの業界も服を作って販売していたりするから、基本的にはお客様の事を「消費者」と呼ぶ人は多いが、それって、自ら作ったものが、初めから”消えて無くなる消耗品”のような捉え方をしていて、いつもこの言葉に対して気持ち悪く思う。 もっと自分たちが作ってるものの価値をしっかり提示して、商品を大事に扱っていたら、買ってくれる人をそういった言葉でまとめたりはしないと思うのにな。
「消費者」なんて言葉は使わずに、普通に「お客さん」って言えばいいのに。 これは偏見かもしれないけど、なんだか知ったような顔してる人に限って「消費者」という言葉を使っている気もする。
自分が物を買う側の立場で、その場合に自身を消費者というのは認めれる。 売る側が、お客さんのことを消費者というのは認めれない。 そこにはちゃんと”立場”があると思う。
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