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「209」風邪と責任感と

どうやら風邪を引いてしまったらしい。この気温の変化というか季節の変わり目が原因だと思われる。涼しくなってきたからって、寝るときに網戸にして、薄い格好で寝てしまったのも原因だろうな。

だけどここ1年以上、風邪らしい風邪なんて引いてこなかったから、体の中の悪いものが汗になって出て行くような気がして、ちょっとすっきりしそうだ。イメージ的に。

ジブリの鈴木敏夫氏は、一年に一回だけ”風邪を引いておく”らしい。年末年始の休みの時に、自分から故意に風邪を引くらしい。そうしておけば、年間を通して風邪を引くことが無く、仕事に差し支えも無いようだ。

昔は風邪を引いてバイトを休むことって、風邪だからしょうがないだろって強気で思っていた。風邪を盾に、被害者意識という剣を振り回していた。学生時代だって同じように、風邪を引いたから学校にいけないっていう、自分にとって都合のいい理由にしていた。

だけど今考えると、ただ自分の体調管理が行きとどいて無いだけだと思う。確かに風邪を引いたら、ゆっくり休んでいた方が治りも早いけど、だけど社会人にもなって風邪を理由に休むことって、どれほど幼稚だろうかと思うようになった。つまり、体調管理をして当然というのが、社会の見えないルールな気がする。それが責任感だろう。

だから今回風邪を引いたことで、いかに自分が幼稚で、体調管理もできない奴だと感じた。こうした最低限の自己責任を果たして初めて土俵に立てる。そう気持ちを新たにしていこう。もちろん風邪を引いたからって休んでなんかいないよ。お客さんが仕事の出来上がりを待っている。もう引かない。鈴木さんのようにどこかで引いておくことは非常に重要かもしれない。

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