最近、全然買い物をしていないなーと思って、Amazonやらその他いろんなショッピングサイトを見てるんだけど、数年前に比べて恐ろしいほど物欲が低下している。
服なんかでも、着たい服がこれといって特にないし、他にも電化製品やその他機器も、魅力的なものはあっても、何故かポチッと買うのをためらってしまっている。
そもそも、これが欲しいとか、あれが欲しいという以前に、それが果たして自分に必要か不必要か、という選び方に変わってきていると思うのだ。そうなると、買う寸前にマウスを動かす手がピタっと止まる。これって物欲がないのか、もしくは何を買って良いかわからなくなってるのかどっちなんだろう。
消費者行動としては、衝動買いと、目的買いと、大まかに二つの買い方があると思う。でも、現在のぼくの場合は、そのどちらも当てはまらないのだ。衝動買いはさっき言ったように必要か否かの選択で、だいたいが不必要に分類される。目的買いにしても、そもそも買う目的がほとんどないから、現在のぼくは「消費者」ではないのだろう。
服なんかに関してはきっと、ちょっとした店員さんの後押しや、お店の雰囲気とか、実際に五感で楽しむことを求めている気がする。もちろん、店頭で商品を見て買わずに、帰ってネットで買うこともある。その場合は本当に欲しいものに限ってだけど。
自分がお客になってみて改めて、買い物をする行為って、なかなか難しいことなんだなーと。お店で自分の商品を販売をしていた頃、確かにそんなお客さんの気持ちを後押ししていたんだなーって思い返して見る。良いものを進めたり、良いものを作るというのは前提だけど、それを一緒に決めてあげるというのが、店員さんの本来の役割なんだろうな。お客さんの内にある”答え”に導いていくというか、そんな感じが必要なんだろう。
本やなんかは「学び」という自己投資だと思っているから、ためらいなく結構買いあさってたりする。それは「学び」という目的がしっかりあるし、さらにその本や著者への「興味」という後押しがついてくるから、迷うことがあまりない。
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