「奇跡の植物紀行」という、ぼくが好きな著名人が出ているBSの番組を見ていた。その人は、世界各地を飛び回り、いろんな植物を採取して、依頼主の元へ届ける”プラントハンター”と呼ばれる人だ。
その人の面白さは今回は横に置いておいて、自然の面白さをしれる番組だったからそんな話をちらっと。
その番組ではいろんな国に訪れるプラントハンターの様子を映していたんだけど、例えば同じ品種の植物でも、気候や地形、水質や地域の環境によって、全く別物のような植物になっていたり、その環境に、植物自体が自然に馴染んでいる様など、基本的には「植物が主体的に育つ」というのではなく、「自然に合わせて植物が育つ」ということだったのだ。
例えば、バオバブという品種の植物は、オーストラリアのとある地帯だと、幹がヒョウタンのようにふっくら丸くなっていてどこか可愛らしい感じだけど、違う地域にいくと、全く幹の太さはなく、縦になが〜くスラリと伸びていたりする。それって人間も似ている気がする。
あとはこれも非常に面白かったんだけど、名前は忘れたけど、とある木が森の中に立っているんだけど、その木は、森の過剰な湿気に対応するため、太陽の光を入れるために、さらには地面の苔の肥やしになるために自らで地面に倒れるのだ。そしてそのまま生命活動を終えることをしたりして、次の世代に繋げていくという行動を起こしていたりするのだ。
これって、おとといのブログで書いた「世の中から自分を見る」ということと同じようなことで、これらの植物はその地域(世の中)にあった生き方をしていて共存している。まさに植物、生物がそうして成り立っているのをこの番組で目の当たりにして、その「世の中から自分を見る」という考えがいかに生物、人類として正しいのかを立証しているように思えた。
他にも書きたいことはあるけどこの辺で終わるとして。。こう考えていると、結局人間の本質って自然から全て学べるんじゃないかなって思ったりする。人間も地球という大きな自然の中の小さな一部であるから。そういうのが知れたという意味で、非常にいい番組だった。
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