「172」男親
- 山田 雅樹
- 2018年9月6日
- 読了時間: 2分
久しぶりに親父とお酒を飲みに行った。ぼくら親子は、他の家庭に比べると、比較的仲の良い方なんだと思う。一緒に仕事をしながらでも、こうしてたまにお酒を飲みに行くということは、あまりしないらしい。
少し前まではもっと飲みに行く回数が多かったけど、今では随分と減って、今回飲んだのは結構久しぶりだった。なにか特別話しがあったわけではないけど、なんとなく仕事のことでお互い行き詰まってたりしていたのを感じてたから、今回はぼくから誘ってみた。そんな雰囲気だったというか、誘うタイミングだと感じたからだ。
お酒を交えると、なにが良いかって、普段話さないようなこととか、心の内に思っていたこととかを、お互い言い合えるから、こうした機会も結構必要だと思うのだ。
男親って、そうでもしないと中々普段話さないもんだ。
いつも行くスナックに、親父と同世代の人たちや、それより少し上の人たちがいて、そんな話をしていたのだ。思ってることをハッキリと息子に言えていないというか、言わないようにしているというか。なんかほとんどの親父たちがそういうもんみたいだ。
背中で語るというか、見て覚えろ!的な感じ、やっぱりどこの男親も一緒なんだな。
息子側のぼくからすると、確かにイチイチあーだこーだは言われたくない。だけど喋らなすぎるのもどうかと思う。良い距離感がきっとそれぞれの親子にはあるだろう。 背中だけで語られてもわからない時はわからないし、息子から見た良し悪しだっていろいろあるだろうから、たまにはこうして飲んで話すことも大切だ。
久しぶりに親父と適当な話や仕事の話をして、お互いちょっとスッキリした感じはある。仕事の質もまた、これでちょっと良くなる感じがする。
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