今日はすっかり暑い陽気もなくなって、秋の季節に入ったような感じがする。旧暦からすればとっくに立秋を迎えていたけど、今は9月過ぎから、いやむしろ10月からの方が秋っぽい。旧暦ってより、今の気候を考慮して四季を決めれば良いのに。とさえ思う。
これって現代の「時代遅れ」的な考え方に非常に似ている。つまり今までやっていた既存のやり方が否定されはじめていて、時代についていけなくなって、取り残されていっている、メディアで取り上げられているような事例と同じように。
過去があったから、今があるという考え方は確かだけれど、でも、今を生きていく中で、過去にすがったり、未来を憂だり、というのはちょっといかがなもんかと思う。
先日、とある若手ファッションデザイナーと話をしたけど、ぼくより10個くらい年齢が離れている。10違うだけで、世の中の感じ方も、捉え方も、センスも違う。これだけ違うことを、ぼくらは受け入れないといけない。それは違うだのどうだのって、ぼくらが決して言えることではない。世代なりの考え方や感じ方はあっても良いけど、どれが”良い”なんて決定付けることは間違っていると思う。それに年上だから、経験者だから、と偉そうにするのもぼくは違っていると思う。年代が違おうが、センスが違おうが、観点が違おうが、「そういう捉え方もあるんだ」と、常に素直に受け入れることって、自分にとっても、彼らにとっても、ものすごい重要なことなんだな。
それを、ましてや権力や金でねじ伏せてしまうことは重罪であるし、そうじゃなく、影でこそこそとアイロニーたっぷりでいることも違うと思う。
ただただ、時代と同じように、新しい捉え方や表現方法はどんどん出てくるし、それに対して常に柔軟でいないといけない。
同世代とでは話せない、面白い考え方を聞けたことは、ぼくにとって非常に重要な時間だったな。
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