生活を豊かにするとか、心を豊かにするとか、この”豊か”って言葉、実は意外と抽象的だと、ぼくは感じている。
企業のキャッチコピーやなんかで、「人々の生活を豊かにする」とか「人の心を豊かにする」という表現というか文言のキャッチコピーをよく目にしたりするけど、それをパッと見ただけでは、ぼくの場合はあまりスッと頭に入ってこないのだ。てゆうか腑に落ちないというか。
そもそも”豊かにする”とはどうゆうことだろうか?
昔の時代から考えてみると、豊かって「豊作」とかで使われている感じであるからして、「農作物が有り余るほど収穫できた」という意味ではないだろうか。
そうなると、さっきの企業のキャッチコピーで「人の心を豊かに」というのは、なんだか幸せで溢れるんだろうなって意味で、理解出来る。 もう一つの「生活を豊かに」って時の”豊か”は、もう豊作とかの意味とは違っているということなんだろう。なんとなく”ワンラク上の”とか”上質な”という意味にとれる。だからなんだか腑に落ちないというか、スッと入ってこないんだろうな。
そうなると、「生活の豊かさ」って「幸せの価値観は人それぞれ違う」ということとすごく似ているな。というか、豊かって、今の時代で言えば幸せと同義語なんじゃないだろうか。
「人々が幸せな生活を送れるようにする会社」とかだったら、企業のキャッチコピーとしても、成立している気がするし。幸せ=家族と定義する人向けだったら、例えば「笑顔が溢れる家庭を作る会社」とかだったら、ストレートで伝わりやすいし、こうなればぼくもやっと腑に落ちる。(キャッチコピーの良し悪しは別として。)
なるほど、なんだか豊かさについて気持ち悪く思っていてのは、こういうことだったのか。また新たに自分なりの解釈ができた。
じゃあ、幸せって一体なんだろうか。また考えなきゃならないな。
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