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「157」甲子園を観て

夏の高校野球が開催されていたから、仕事でも昼休みの間に見ていた。どこの高校が強いとか、あの選手がすごいとか、そういった細かいことはぼくは分からないけど、なんでだろう、つい観てしまうのだ。

必ず勝者と敗者が決められるから、はっきりする。勝った高校は歓喜し、負けた高校は敗北に涙を流す。その負けた高校の涙にこそ、ぼくは毎回貰い泣きしてしまう。これはなぜか昔からずっとそうだ。なぜだか高校野球を観るときは、勝者の嬉し涙より、敗者の悔し涙に必ず貰い泣きをする。

高校3年間の間、いや、小学校の頃からずっと野球をやってきて、やっと立てたこの舞台、どれほどの努力と時間を使ったか分からないくらいだろうけど、そこだけに全てを賭けてきた人たちが、思いっきりぶつかり合い、勝者と敗者を決める。なんて残酷なんだろう。それ以外にやり方はないんだろうか。いや、それだからこそ観ている側は面白いんだろう。しかしただ面白いんじゃなく、そこに賭けてきているからこそ面白いし、だからこそ敗者の涙には、全てが詰め込まれている。

きっとその涙を観ただけで、その人の今までの努力や苦労など、過去がざっと見えてしまうようなそんな感じを受けるから、ぼくは泣いてしまう。

一応ぼくも小中高とずっとサッカーをやってきた。ずっと弱小校だったから甲子園ほどのすごい舞台や、それほどの努力もしていないだろう。だけど、高校3年の最後のインターハイでは負けて、自分が涙したこともある。その時を思い出すと「これが学生生活最後の試合なんだ」という思い出泣いた気がする。もうこの時間は戻ってこないし、人生で二度と経験することのない瞬間だったから、余計涙が溢れた。

高校野球を観て自然と涙するのは、ぼくのこうしたバックボーンを勝手に背負ってもらっているんじゃないだろうか。何も分からずただ目の前のことだけにガムシャラに挑むその有志。青春って本当に素晴らしい。右も左も分からないって本当に素晴らしい。

これほどの情熱を持って、今、大人になってもやっていくべきであり、涙するほど本気になって物事に取り組むべきだなと、そう思える。高校生たちの悔し涙には、そう人を勇気付ける力がある。人を動かす力がある。

つまり、”情熱は人を突き動かす”

やはりこの言葉はぼくの中では絶対的だ。

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