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「139」商店街

ぼくが岐阜の玉宮町という所で洋服屋をやっていた時、地域活性化の為のいろんなイベントが開催されていた。それは、市や行政が、その地域を盛り上げたい、人を多く呼び集めたいという目的でやっていた事だった。

玉宮町というところは、現在は飲食街で、居酒屋などが軒を連ねる。その中にぼくの洋服屋はあった。そこで行われるイベントとは、B級グルメグランプリや、ハロウィンパーティ、他にもパレードなどが行われていた。確かに人は多くくるし、知ってもらえる機会にもなるだろう。しかし、再度言うがぼくのお店は”洋服屋”だ。そのイベントがある日は前日から会場設営を手伝わされ、終わってからも撤収作業が必要。その時間、ぼくのお店は稼働しなくなる。さらに、イベント中も誰も洋服屋には興味はないから、イベント開催中の2日間くらいは、売り上げはほぼないのだ。

それでも町内会費だの税金だの取られるから、参ったもんだ。これを本当の盛り上げというのだろうか?

そうした取り組みが現在柳ヶ瀬という場所でも行われている。柳ヶ瀬では月一回、大きなマーケットのイベントがある。そのイベントは、主婦や作家、クリエイターの作品などが出店を連ねて売られている。出店が出てる事で、商店街の店舗は基本的に客足が乏しくなる。さらに玉宮町と同じで、設営準備だの会費だのいろんな搾取がある。

さて、これに”商店街の人たち”が悩んでいるのに、本質的な盛り上げになるだろうか?そりゃあ潤う店舗も出てくるだろうが、そうじゃない店舗は置き去りか?努力が足りないのか?アイデアがないのか?いやいや違う。盛り上げるの本質がずれているという事だ。早く気づいて欲しい物だ。

お店をして以来、ぼくは”盛り上げる”という言葉が、とっても表層的で、とっても軽い言葉に感じている。

さらにそんな現実に直面している事や、そこに蔓延る(はびこる)行政と企業の裏のつながりを耳にしてしまったから、また沸々と怒りがこみ上げてきた。

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