最近、朝の情報番組で知ったんだけど、武蔵小杉のタワーマンションが深刻な問題と化しているらしい。詳しくはこちらから
「住みたい街ランキング」という、誰がどんな統計結果で決めたか分からないようなランキングで、街がブランド化され、そこに住む”ステータス”の為に高額なローンを組む。ような感じだ。これにより、人口が急速に増加し、朝の通勤も大変になり、ましてや子供を保育園に入れれないくらいの人口過密が起きてるらしい。
これを見ていてぼくはちょっと呆れていて、根本的に生活が不便になるような物を、人間が自ら生み出して、そして対処仕切れなくなっているという現実。これじゃ本末転倒だ。ましてや元々そこの住人として暮らしていた人たちも、タワーマンションが太陽の光を妨げ、洗濯物が乾かない、冬でも日差しが1日で4時間弱しか当たらないから寒くて電気代がかさんで、大変な思いをしているらしい。にも関わらず、また新しいタワーマンションが建設予定らしいのだ。いくら建築バブルとはいえ、まだやるか〜と第三者のぼくも眉間にシワが寄る。
これはざっくりまとめると、いわゆる人間の「欲」というものに該当するんじゃないのか。と考えた時に、どこまでいっても人間は愚かだなと感じるのだ。もちろん自分にも「欲」がたくさん存在するから、自分に対しても愚かだなとつくづく思う。
かといって一切の欲を取り除くことは不可能だろうから、ある程度「ほどほどの欲」くらいまでで止めておかないと、哀れになってくるのだろう。きっと全部を満たす事はないんだろう。そして物や事への欲が、結局自分を苦しめる事になるんだなと、今回の問題をかなり遠目から見て感じている。
そう思うと、物事が巡り巡るっていう迷信も、やっぱり嘘じゃないんだな。
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