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「123」積み重ね

1、2、3、と、一つずつ積み重ねていくことは、どれだけ根気が必要で、どれだけ大変なことなのかと、大人になるにつれてその実感がより大きいものになってくる。

というのも、人生は全ての物事が必ずしも1、2、3と順序良く、同じスピードで増えていくということはまず難しいと思う。1→2にいく間に、0.1や0.3を何個も積み重ねる必要があって、さらに0.01や0.08など、細かい部分でもいろんな積み重ねが必要だ。かと言っていきなり1→2まで一気にいくことだってあるだろう。

面白かったのが、台湾の十分(シーフン)で有名な天燈(ランタン)飛ばしをしてきた。(日本で言うところの七夕みたいなものだろうか)それは、ランタンに願いを書いて、気球のようにランタンの中で火を炊き、空に向けて飛ばすものだった。

ぼくらが飛ばす時は、かなり強めの雨が降っていて、これではきっと飛ばないだろうなぁと半ば諦めていた。いざ飛ばしてみると、まさにその通り、少し上がってから雨の重さでどんどん下がってきて、遂には民家の屋根に激突し倒れ始めた。やっぱりさすがに雨だと飛ばないかーなんて思ってたその時、また息を吹き返し、どんどん空へと上がっていった。「転んでも、まだまだやってやる」と言わんばかりに、今度は勢い良く大空へと飛び立っていき、やがて姿も見えなくなった。

これを見て”正に人生だな”と、感慨深くなった。たとえ順調に行っていようが何かの拍子に転がることもあるし、最初がダメでも立ち上がれることだってある。1、2、3の数字のようにただ単純なだけでなく、もっと細かく積み重なったり、時にはマイナスになったりもしながら、徐々に積み重なっていくもんだなと。

気づけば1年の3分の1の分の日記を書いていた。他にも見渡してみれば、意外といろんなことが積み重なっていて面白い。何度も言うが、コツコツと確実にいろんなことが積み重なっていっている。焦らずじっくりとやっていこう。

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