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「119」自由と勝手

「自由」と「勝手」という言葉は結構似て非なるものだと思う。

前にも一度書いたことがあるけど、「自由」とは”決められたルールの中で初めて存在する”ということである。だけど「勝手」とは、その決められたルールなどが存在しないことを言うと思うのだ。それを、ひょんなことから理解した。

ひょんなことというのも、只今家族と友人と海外旅行に来ていて、自分の父の奔放さに、大笑いしてしまったのだ。そこには特別ルールがなく、そして常識もあまりないからこそ生まれる「自由」とは真逆の「勝手」が存在した。

その勝手さとは、、、

朝、観光地である甘いドリンクを飲みお腹が痛くなり、気分が悪くなったけど、ビールを飲んで少し元気になった。しかしお腹がタプタプになって昼ごはんがあまり食べれず、さらに観光地だから街でなかなかタバコが吸えないことに苛立ち、タバコの吸えるカフェで一休みしていると、寒いと言ってまた体調を崩しはじめ、さらに付き添いの通訳さんがよく喋ることに腹を立て、もう一箇所行くはずだった観光地をやめることにした。そしてホテルに戻り、日本から持ってきた焼酎を飲んだら再び元気になった。

他にもいろんな勝手な部分が垣間見れたが、その日の晩飯の時、一緒に行ったみんなで1日を振り返りながらそんな父のことを話していたけど、この勝手さを振り返り、みんな思わず大笑いしたのだ。こんな60歳、見たことないし聞いたことがないくらいだ。本当に落ち着きがないし、そわそわしてるし、物事を決められない。子供がそのまま大人になったとはまさにこのことだ。

本当に「自由人」だなーなんて、みんなで感心してる時に、ふと「いや待てよ、自由ってルールがあって初めて存在するんじゃなかったか?」と思い出し、この日記を書いている。

果たして父の中にルールは存在していたのだろうか?ぼくはは存在しないと感じた。だってその場その場で思ったことを、そのまま行動にしているだけだから、そこには秩序や常識という一般的なルールは存在していなかった。父の中にもルールがあるようには思えなかった。すなわち、これは「自由」ではなく「勝手」という言葉がぴったりなのだ。

ということは、「勝手」とはルールが存在しないこと。もしくは、ルールがあってもそれを破ること。まさか自分の親父から「勝手」の本質を学ぶとは思わなかった。しかし、ルールがあるよりは、生き方として一番面白いと感じる。とにかく大笑いした日だった。

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