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「10」人間の細胞

なんだかんだで日記を書き始め、とりあえず10回というキリがいいところまできた。キリがいいからなんだってところだけど、意外と毎日同じ景色を見ていても感じることや思っていることは大なり小なりあるんだなと気づいた。 今までもきっと、沢山のことを感じていたんだろうと思うと、それを目で見てわかる形に残してこなかったから心なしかもったいなくも感じる。

まだ積み重なってないから読み返してないものの、沢山日記を書いたのちに振り返って見てみて、あの時こんなことを思っていたんだ、とか、今はちょっと考え方が変わってるから自分が言ってることが違って聞こえたり、だとか沢山でてくることを予想するとそれもまた楽しみだ。

人間の細胞は日々少しずつ生まれ変わり、数年で全て生まれ変わるという説があるけれど、きっと考え方も感じ方も同じく、日々少しずつ変わっていき、数年でまるっきり別人だなんてこともあり得るんだろうな。

自分のことでいえば、10年前とは体も心も体質も、環境さえも変わっているから、名前や生まれた場所、家族構成とかは変えられないにしても、あの時とは自分は別人なんだろうな。さらにもっと前は女性にはシャイで話すこともままならなかったのに、いつしかそんなこともなくなり、頭が悪いことになんの羞恥心もなかったけれど今は恥ずかしくなり。良くも悪くも人は変わるものだと、そういうちょっと観点からも気づかされる。

変えようと意識的に変わることもあれば、人から影響され変えられることもあるし、なんにもしないだって勝手に変わってしまう場合もあるだから不思議なものだ。 ということは、変化というものはなにも恐る必要はなく自然とやってくるもので、知らないうちに変わっていくものなんだろう。焦って急ぐ必要もなさそうだ。 春の陽気に合わせて、ゆっくりとしてみよう。

同じ春はこないって誰かが言ってたし。

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