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「1」日記スタート

なんとなく日記を始めようと思ったのは、好きなサイト「ほぼ日」の影響を完全に受けている。 大体ほぼ毎日見ているのだけど、しかしよくもまぁ毎日毎日そんなに書くことがあるなぁと感心している。 一つのことをただ黙々とやり続けるという意味での敬意と、日々の話題の豊富さと文章の自然体な感じからセンスを感じる。

ぼくは気分屋なので(←こう言ってある種逃げてる自分がいるのには気づいている。)毎日書いていくつもりはないが、このブログ自体は長く続けようとおもっている。

最近、SNSの”あの感じ”にどこか飽きてきた自分がいて、個人的な投稿はしないようになった。

現実に見たものの景色や風景、匂いや空気感、音などは、五感で感じて、自分なりの解釈をしていくのが楽しくなったからだ。見たものをただ写真として残すってだけより、思い出や妄想として脳内保存しておきたくなったのが一番の理由だ。実際によかった場所は覚えているし、それほど良くなかった場所はうる覚えで、蓋を開けると以外と自分自身の良し悪しが明確になってくる。 それによかった場所とかを人に話す時、自分が見た”フィルター”を思いっきり通して人に話をする方が面白いとおもったから。たとえ多少違った部分があっても、多少着色されていても全然良い。それが自分が感じたことだから。

面白いことに、見たものが同じでも、自分と他人の話し方では着眼点が違ったりすることがある。「こんな見方もあったんだなぁ」と。 こうした”感じる力”をつけたいというのも投稿しない一つの理由だとおもう。見たものの映像を頭の中で蘇らせ、それを口にすることは結構難しくてまた面白い。

それと、以前とあるディレクターさんとお話をしたことがある。その方とSNSの話題になり(特にインスタについて)、本質について話を聞いた。 インスタの使い方は、いちいちぼくなんかが説明しなくてもわかるとおもうけれど、見たモノの写真を撮ってすぐにシェアできる。例えば「とてもおしゃれなカフェを見つけた」的な写真投稿をして、そしてその写真を見て良さそうだから行きたいと思った人が行く。そしてその人がまたインスタに投稿して、またその周りの人とかが行く。この連鎖を繰り返し少しずつ広まって行く。 これって要するに人昔前の”口コミ”と同じだということ。すなわち本質は”口コミ”にあるよねって話を聞いた。

これってまるで当然のような話だけれど、その話を聞いたぼくは知らないうちにその本質をどこか忘れてしまっていたことに気づいた。 写真を撮ることに集中してしまい、他へ気がいかなくなってしまっていたりと。いわゆる”五感”が弱くなっているのに気づいた。もっと広く、多くを感じて体を使って勉強しなくては人生楽しくないなぁとおもったのだ。

そうやって五感をフル活用し、良いものをたくさん見て審美眼を高めていきたいのが最近の思考であり、感じたモノをどうやって服作りや自身の生き方に反映させて行くのか。ある言葉の深みを改めて感じる。

”リアルな経験がないと面白い漫画は描けない。漫画を書きたいなら外に出ろ。”

※手塚治虫か赤塚不二夫どっちかの言葉。

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